
ミネルバクリニックのステルスマーケティング疑惑
かつて存在した「NIPT東京調査隊(nipt-matome.com)」というサイトをご存じでしょうか。
ヒロクリニック、セムクリニック、平石クリニックなど、認証外NIPT施設を独自に訪問したと称する記事を多数掲載し、一部界隈で話題になった比較サイトです。
そのサイトに表示されたエラーコードから、運営に関する興味深い情報が確認されました。
エラーコードから判明したサーバー情報
NIPT東京調査隊のページにアクセスした際、WordPressのエラーが発生し、通常は閲覧者に見えないはずのサーバー内部パスが表示されていました。
出典:NIPT東京調査隊 画面上部に出ているのがエラーコードです。見えにくいので拡大します。
出典:NIPT東京調査隊 home/minervaxs/nipt-matome.com/public_html/wp-content/plugins/essential-addons-for-elementor-lite/includes/Traits/Enqueue.php
表示されたパスには以下のような記述が含まれていました。
home/minervaxs/nipt-matome.com/public_html/wp-content/plugins/essential-addons-for-elementor-lite/includes/Traits/Enqueue.php
この「minervaxs」という箇所がサーバーIDであり、ミネルバクリニック(https://minerva-clinic.or.jp/)が利用しているサーバーと一致しております。
出典:ミネルバクリニック minervaxs.xsrv.jp
一般的に、ホームページはレンタルサーバー会社と契約し、利用者が作成したアカウント内で複数のサイトを運用できます。
今回のケースでは、ミネルバクリニックが契約したサーバーアカウント内に、NIPT東京調査隊のデータが配置されていた可能性が示唆されます。
第三者が偶然同一アカウントを利用する状況は考えられず、両者の関係性を疑う材料となり得ます。
NIPT東京調査隊が発信していた内容
保存していた資料の一部を紹介します。
記事の傾向としては、
・認証外NIPT施設への批判的な記述
・実際に訪問したと称するレポート
・ミネルバクリニックを高く評価する内容
が多く、第三者による比較サイトというより、特定施設を推奨する構造が目立ちました。
以下は当時のPDF化された記事の一部です(クリックで閲覧可能)。
2020年10月版|東京のNIPT・新型出生前診断おすすめクリニックランキング
最近何かとNIPTで話題の神宮外苑ミネルバクリニックにフォーカスしてみた!
【新企画】近くに来たのでNIPT平石クリニックに行ってみた!
無認可NIPT施設のヒロクリニックに行ってみた。
無認可NIPT施設の八重洲セムクリニックに行ってみた。
【NIPT基礎知識編】東京都(関東)でNIPT検査可能な施設を比較!
【NIPT】ヒロクリニックの全領域微小欠失・重複検査で感じた違和感!
【NIPT】これ医業広告規制に接触しないか?東京の無認可クリニックにて
【NIPT】医療広告ガイドラインに明確に触れてました!東京の無認可クリニックにて
【NIPT】東京に衝撃!ミネルバクリニックが第1~第3世代までのNIPTをコンプリート!
【NIPT】徹底検証!ミネルバクリニックのメニューを考察する!
【NIPT】ヒロクリニックだとリスクの半分を取りこぼすけどいいですか?part2
【NIPT】まさか_!ラジュボークリニックに当サイトが監視されてる?
【NIPT】続報!青山ラジュボークリニックの件(2回目)
内容を総合すると、他施設への批判的な記述と、ミネルバクリニックを強く推奨する記事が並列して掲載されている構造が確認できます。
第三者を装った宣伝行為と受け取られる可能性があり、読者からステルスマーケティングを疑われても不思議ではありません。
ミネルバクリニック側の反応
今回の件についてミネルバクリニックの問い合わせフォームから質問したところ、仲田洋美院長より「説明する筋合いはありません」という返信がありました。
その後、NIPT東京調査隊は閉鎖されましたが、関連とみられる「アメーバブログ版NIPT調査隊(https://ameblo.jp/niptcheck/)」は現在も閲覧可能です。
まとめ
ホームページのエラー表示によって、NIPT東京調査隊がミネルバクリニックと同一サーバーアカウント内で運用されていた可能性が極めて高いことが明らかになりました。
第三者を装った比較サイトが、特定の医療機関を過剰に称賛し、競合施設を執拗に批判する構造を持っていたという事実は、医療情報の健全性を著しく損なう重大な問題です。
医療は人の人生に直結する領域であり、情報の透明性・公平性は絶対条件です。
その中で、運営主体を隠したまま特定施設を推奨するような情報発信が行われていたとすれば、利用者の判断を意図的に誘導し、医療選択を歪める行為につながりかねません。
さらに、批判対象となった施設の名誉や信用に影響を与える可能性がある点を踏まえると、このような運営形態が疑われる状況は、単なる「不適切」では済まされず、医療広告の倫理・情報発信の責任という観点から強く問題視されるべき事案です。
本稿では、確認できた事実に基づき、疑念が生じる構造と背景を整理しました。
医療情報の信頼性を守るためにも、こうした不透明な情報発信が行われていた可能性については、明確に指摘し、再発防止が求められる領域であることを強調します。
なお、関連とみられるアメーバブログ版は現在も閲覧可能です。
実際の内容を確認することで、問題の構造をより深く理解できるでしょう。
2019年のNIPT黎明期からNIPT業界に関わる。 NIPT業界に関わる以前は広告業界をはじめ様々な業界を渡り歩き、築き上げた人脈や経験を活かしNIPTに関する情報を発信中











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