認証施設の産科医長を務めていた男性医師が患者盗撮の疑いで逮捕

医療現場における信頼は、患者の身体を預かる医師にとって何より重要だ。その信頼を揺るがす行為が疑われる事件が、四国の医療機関で発生した。

男性医師が患者女性を盗撮

香川県警は2026年3月16日、国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター(香川県善通寺市)で女性患者の下半身を撮影したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで同センターの医師・米谷直人容疑者(44)=徳島市国府町府中=を逮捕した。米谷容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。

捜査関係者によると、米谷容疑者は今年1月ごろに勤務先で成人女性患者をスマートフォンで撮影した疑いがあるほか、2月には那覇市で女子高校生のスカート内を撮影しようとしたとして沖縄県警に現行犯逮捕されていたという。

医療センターによれば、米谷容疑者は2023年から産婦人科医として勤務し、2024年からは産科医長を務めていたという。

産婦人科医の倫理崩壊と、業界の沈黙

医療の現場は、患者が自らの身体を預ける場所であり、そこには揺るぎない信頼が求められる。
特に産婦人科は、患者の心身が最も無防備になる領域です。だからこそ、そこで働く医師の倫理観は、他のどの診療科よりも厳しく問われるべきだと私は考えています。
そんな前提を踏まえると、今回の事件は看過できない重さを持っています。

米谷容疑者は2023年から同センターの産婦人科で勤務し、2024年からは産科医長として診療の中心を担っていた人物です。その立場にあった医師が、患者の尊厳を踏みにじる行為で逮捕されたという事実は、産婦人科医としての責務を根底から揺るがすものだと私は感じています。

医療者として求められる倫理観以前に、人として越えてはならない一線を踏み外したと言わざるを得ず、医療現場に寄せられてきた信頼を大きく損なう結果となったことは極めて重いです。

さらに言えば、SNS上で普段は認証外施設に対して厳しい批判や攻撃的な言説を繰り返している一部の認証施設側の医師たちが、この件についてほとんど触れていない点も気になるところです。
医療の安全や倫理を声高に主張するのであれば、身内の不祥事に対しても同じ基準で向き合う姿勢が求められるはずであり、その沈黙は医療界全体の信頼にも影を落としかねない。

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